2023
02.14
02.14
旅立ち
子どもだから仕方のないことは、
たくさんあります。
その、
仕方のなさを一言で言うならば、
知性の育みで、
幼さや浅はかさはセットであるのが子どもです。
それによる、
発言や選択、行動、
自己管理という部分など、
どこの子供達も相応に、
まぁ、色々ある。やらかす。
それでも、
根にある、
本質的な心の良さがあって、
その部分を大人は絶対に見過ごしてはいけなくて、
見逃してはいけなくて、
見誤ってはいけない。
そう思いながらの日々の中だけど、
中学生だったボーイが、
うまく普通の言葉を言葉にすることができなかったボーイが、
きっと、
家では母に迷惑や苦労をかけ続けたボーイが、
大学へ旅立った。
サッカーボールを持って、
サッカーのジャージで百貨店に行き、
購入してきたであろう紙袋を持って、
「6年間ありがとうございました」とか、
小さい小さい声で言っちゃって、
精一杯の選択のセンスで選んだ贈り物を渡してくれた。
「そういうの、言えるようになったのか!」
「そういうの、できるようになったのか!」
とか、グッときた照れを隠しながら、
成長とはこういうことかと、
しみじみだ。
もう、やめようと思っていたけれど、
毎年毎年、
子ども達の成長が、
また心を後押しされちゃう。
あと3年、あと4年、頑張るべか。