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10年
どこを軸にして10年を思いましょう。
ひとりひとり、
それぞれに時期としての軸があって、
そこから、
3年、5年、10年と時間を重ねていく中で、
誰にでも楽しいツライが繰り返されていくのだろうと思います。
東北の震災から12年。
遡れば、
北海道でも新潟でも長野でも、
全国であった風水害も、
世界中のことも、
阪神も、関東大震災も、なんなら戦争も、
地球の歴史レベルで見たら何度も何度もそうした出来事は発生してしまうけれど、
それらの社会のことを自分ごととして捉え、
そこに、
自分自身の人生、
生き方の哲学や表現へと答えを洗練させていくことが、
過去を生かすことであり、
過去を繰り返さないぞと心に刻むこととなり、
過去のツライことへの弔いのことの様にも思います。
僕にとっては、
今日が新たな時間の始まりではなく、
どこかへの時間の途中なのだろうなぁと捉えているけれど、
どこかに向かうプロセスの中の要所要所で顔を出してくる「要らないこと」を、
もうまったく無縁だよなと思える強さや安定を手に入れながら、
また新たな意欲と目的を持って、2023年だ。