2024
09.28
09.28
だからなのか
あなただから。
あそこだから。
子どもだから。
大人だから。
あの人だから。
今だから。
という、
だからがある。
タイミングや、
その時までのプロセスもある。
様々な要因が重なって、
その時という瞬間がある。
だから、
特別と言う意味での、
「だから」ということは、
確かに、あるかもしれない。
だがしかし。
高校の部活動。
部員みんなが毎日頑張る部活動。
なんなら、
大人よりも、
自分と向き合い、
理不尽と出会い、
環境に翻弄されながら、
立ち向かう部活動。
一番下手くそだった選手が、
メンバーに選ばれた。
それに対して、
自分のことのように喜び、
「お前が選ばれて良かった!」
「頑張って、報われるということって、本当にあるんだ!」
「選ばれても油断するな!これからだぞ!」
「次は俺が選ばれるぞ!」
と、
心から言える子供達。
各家庭の教育、日常のプロセスがあるのかもしれない。
ここに至るまでの教員やクラブの大人の姿や言葉があったのかもしれない。
そうした中で頑張ってきた子供達の集団生活があったのかもしれない。
他にもきっと色々あるのだろうと思う。
そんな、あれこれが重なっての、
今、この時に、そんな言葉。やりとり。
それは、特別な、「お前だから」「子供だから」「そこだから」ではなく、
たくさんの人々の積み重ねから生まれた、
今、この時なのだと思う。
あの頃、
あんなだったあの子どもが、
今、
そんな子どもに。
僕も、そんな子供時代を生きたかったなぁと、
本当に、本当に、思う。
でも、無理だ。
もう44歳。
だから、
できることは、そんな子供達のためのこと。
周りにいる大人たちのためのことだ。