12.15
思い通り
若手との会議や研修を通じて、
自分の至らぬところがよく分かる。
同時に、
強制はしないけれど、
彼らに必要なことが分かる。
様々な側面のスキルも必要だし、
意識の育みも必要だ。
物事を捉えることができる範囲や、
重ねてきた経験やお勉強の違いがある中で、
それは当然、
今この時の思考プロセスや判断基準、
見出す答えのクオリティの違いとなって現れるし、
そのまま行動の違いにも現れる。
で、
また次の機会、
また別の機会で若手への何かがある時に、
何を、どう、伝える、教えることが良いのかと、考え直す。
彼らは、なんなら、小学生、中学生の頃から、
インターネットを通じて様々な新しい情報に触れてる。
好みによる偏りはあるかもしれないけれど、
僕たちの頃よりも圧倒的に触れてる。
中には嘘の情報に翻弄されることもあるかもしれないが、
あらゆることを見て聞いている。
その中には、今現在もある世界の戦争のことも含まれているはずだ。
なんなら、細かいこと、面倒なことはわからなくても、
世界の政治の状況も。
そこから見出すことは、
「思い通りに、ならないことがたくさんある」ということだと思う。
夢が叶わないとか、
努力に意味がないとかではない。
愚か者ばかりだというようなことでもない。
自分の思い通りにならないことがたくさんあって、
思い通りにならない時に怒るような小さい子供たちやご老人のようにでなく、
思い通りにならないということに対して、
「じゃあ、どうするべか」と、
自身に、また、周りに問いかけることができることが、
仕事や暮らしに必要なことであろうと思う。
それには耐性が必要だから、
やっぱり、若いうちから鍛えなきゃいけないのだろうけれど。
職場や地域の環境において秩序が保たれるには世代間の関係がなければならず、
そのために、
先輩、上司、恒例の人たちへの若者たちの視点、意見をたくさん聞いてきたし、
後輩、部下、現代の・・・・若者への恒例の人の視点、意見もたくさん聞いてきた。
どちらも、
どちらの良くないところを自身に当てはめ、
だんだんと分かってくるどちらの良いところを自身に活用しなきゃならない。
スーパー難しいけれど。
そのための本質は、
やっぱね、思い通りにならない時に、どうするか。